優先株(種類株)とデット・エクイティ・スワップ(DES)の活用に関わる法務と手続上の留意点
糸川 貴視 氏
長島・大野・常松法律事務所 パートナー弁護士
料金
1人目 22,000 円(税込 24,200 円)
同時申込2人目以降 21,000 円(税込 23,100 円)
講演趣旨
近時の経済環境の悪化から、企業の財務状態を改善するために、資本の増強や負債の圧縮が経営上の課題となることがあります。
かかる問題の改善手法としては、普通株式による公募増資やスポンサーによる第三者割当増資などの手法がまず考えられます。また、スポンサーによる優先株式(種類株式)を用いた第三者割当増資も検討に値します。更に、既存の負債を普通株式や優先株式(種類株式)などの資本に組み替えるための取引であるデット・エクイティ・スワップ(DES)が用いられることもあります。
本セミナーでは、企業の財務状況改善のためのファイナンスなどに法的アドバイス経験豊富な講師が、上場会社における優先株(種類株)とDESの活用、これらに必要な手続上の留意点などについて基礎から解説します。
補足案内
●企業内弁護士を除き、本セミナーへのご同業の応募はご遠慮ください。
●お申込後3営業日までにアーカイブ動画のご案内を致します。視聴期間は視聴開始から4週間です。
講演項目
1 デット・エクイティ・スワップ(DES)の意義
(1)DESの意義と特徴
(2)DESの具体的手法と法的性質
(3)DESに関する法令
2 優先株式(種類株式)の発行
(1)優先株式(種類株式)と普通株式の比較
(2)優先株式(種類株式)の設計
(3)発行要項と投資契約
(4)公的資金と種類株式
3 デット・エクイティ・スワップ(DES)に関する法務
(1)DES取引の法的手続
(2)スケジュール及びドキュメンテーションの概要
(3)検討すべき法的論点
4 おわりに
講師紹介
糸川 貴視 (いとかわ たかし) 氏
J-REITを含む様々な発行体による有価証券の発行案件等のキャピタルマーケット案件を含め、ファイナンス取引及びこれらに関連するファイナンス規制を中心に取り扱う。上場会社による普通株第三者割当案件、優先株や新株予約権付ローンの発行案件やDES取引(デットエクイティスワップ)案件など財務体質改善目的のスポンサー向け資金調達取引の経験も多数有する。
2006年京都大学法学部卒業。2008年京都大学法科大学院修了。2009年長島・大野・常松法律事務所入所。2015年Duke University School of Law卒業(LL.M.)。2021年パートナー就任。